BELS取得の主な理由は、ZEH(ゼッチ)住宅の補助金や、フラット35や住宅ローン控除、固定資産税などの税制優遇を受けるために利用できることです。上岡設計のお客様も、ほとんどが補助金申請のためにBELSを取得します。
また、BELSの評価は第三者機関によって行われるため、信頼性が高く、物件の評価が向上し、高い価値を持つ可能性があります。
特に分譲マンションの場合、BELSの高評価は広報活動に役立ち、顧客に高品質な住宅とエネルギー効率の高さ、環境対策に取り組んでいることをアピールできるため、マンション販売や賃貸をしようとするデベロッパーや事業者にとっては必須の申請になりつつあります。
一方、BELSを取得するデメリットとして、外皮基準と一時エネルギー消費量を評価するため、高評価を受けるために初期費用がかかることがあります。評価結果は、高い断熱性を備えた断熱材や太陽光発電装置などの一次エネルギー設備の導入に影響されるためです。
また、申請手続きには手間と時間がかかり、審査機関とのコミュニケーションも専門知識を要します。
例えば複合建築物の場合住宅と非住宅の両方を申請する必要がありますが、そうすると更に申請に伴う作業負担が増える事となってきます。
したがって、効率よく設計業務を行うのであれば、省エネ計算代行会社に依頼することをおすすめします。
建物 : 非住宅のみの建築物全体/部分 : 複合建築物の非住宅部分全体
その他「※」部分の詳細につきましては、出典元である「BELS評価業務方法書 表 2.4 表示項目に応じた外皮基準及び一次エネルギー消費量水準」を参照ください。 【出典元】一般社団法人 住宅性能評価・表示協会 BELS評価業務方法書